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大原冨枝(おおはら とみえ)
- プロフィール
- 大原富枝 1912年、高知県出身。1930年結核を患い女子師範学校を中退、十年近い療養生活を送る中で小説を書き、1932年初めて投稿する。1941年、創作に専念するために上京、知己を拡げ深めた。1944年には江戸時代幽閉生活を強いられた土佐藩の女医・野中婉の資料収集のために帰郷。これをもとに執筆した『婉という女』は1960年に刊行され毎日出版文化賞、野間文芸賞を受賞する。加えて後に世界各国で翻訳出版され、今井正監督の手によって1971年映画化された。日本女流作家の魁として名作と謳われる数々の小説を著し、独自の文学世界を切り拓いた女性である。テレビドラマの原作としても、『縁』(1961年・日本テレビ)、『川は今も流れる』(1962年・フジテレビ)、『みだれ』(1964年・TBS)、『悪名高き女』(1964年・NET=現テレビ朝日)、『亜紀子』(1971年・TBS、1975年・読売テレビ)、『霧の視界』(1975年・NHK)、『夢の椅子』(1990年・日本テレビ)などがある。2000年没。87歳。
- 代表作
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縁