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山下与志一(やました よしいち)
- プロフィール
- 山下与志一 1916年、台湾台中生まれ。本名:山下義一。早稲田大学卒業。文学座演出部、東宝脚本部を経てフリーの脚本家として活躍した。映画は『東京五人男』(1945年・東宝・本木荘二郎原作)に始まり、『誰がために金はある』(1948年・新東宝製作・東宝配給)の脚本のほか多数執筆。1953年テレビ放送開始された年、まだテレビ局がNHKと日本テレビだけだったが、NHKで『春の仲間』他、日本テレビで『とんだ忠臣蔵』他と両局のテレビドラマのシナリオを精力的に手掛けた。正にテレビの黎明期を大黒柱として支えた脚本家である。1958年には倉金章介の少女漫画原作『あんみつ姫』(~1960年・ラジオ東京=現TBS)が人気を博した。1961年にはNHK連続テレビ小説がスタートし、第一作は獅子文六原作の『娘と私』、1962年の第二作が壺井栄原作の『あしたの風』、1963年第三作が武者小路実篤原作の『あかつき』と三作三年間のシナリオを執筆した。1991年没。75歳だった。
- 代表作
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連続テレビ小説「娘と私」