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秋元松代(あきもとまつよ)
- プロフィール
- 秋元松代 1911年神奈川県横浜市生まれ。女性劇作家。兄は俳人・秋元不死男。1946年、三好十郎の戯曲研究会に入会し、30歳過ぎから戯曲の執筆を始めた。1947年、初の戯曲『軽塵』を発表、1949年には『礼服』が俳優座で上演され注目を集めた。以来、古典や各地の伝説を題材に数多くの作品を発表し、『ものいわぬ女たち』『常陸坊海尊』『かさぶた式部考』で独自の民衆劇を確立した。三好と決別した後、ラジオ・テレビなどの放送の世界で活躍するようになった。1979年に帝国劇場で蜷川幸雄演出により初演した『近松心中物語』が大ヒットし、以後商業演劇にも作品を提供する。テレビドラマ脚本としては、『ことづて』(1954年・日本テレビ)、『丘の上』(1956年・NHK)、『蝶の夢』(1959年・ラジオ東京=現TBS)、『娘ありて』(1962年・フジテレビ)、『海より深き』(1965年・RKB毎日放送)、『但馬家のお夏』(1986年・NHK)など。2001年、肺がんにより90歳で死去。
- 代表作
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海より深きーかさぶた式部考ー
七人のみさき
心中宵庚申
おさんの恋