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いろはにほへと

作品No
ST-00024
放送年
1959年
放送系列/制作局
KRT
脚本家
橋本忍
単発/連続
単発
出演者
松本刑事…伊藤雄之助、妻・満江…桜むつ子、妹・美沙…香川京子、母…飯田蝶子、天野理事長…芦田伸介、西垣理事…宮口精二、黒河理事…殿山泰司
受賞歴
芸術祭賞
作品紹介
「私は貝になりたい」の演出・岡本愛彦、脚本・橋本忍が、戦後日本を騒がせた「保全経済会事件」をモデルに政治不信と人間社会の不条理を描いた問題作。第14回芸術祭奨励賞受賞。  理事長・天野竜一が率いる匿名組合「投資経済会」は、マスコミを使った大々的な宣伝によって多くの庶民から資金を集めては高額配当を保証、“日本における、庶民のための唯一の投資銀行”として名をはせていた。警視庁捜査第二課の刑事・松本宗治は、詐欺を疑い長期にわたる内偵を続けるが、事件性の確証がなかなかつかめない。松本の動きは天野にとっても脅威となり、天野は政界の有力者に資金をばらまき投資銀行法案の立法化を急がせるが・・・  モデルとなった「保全経済会」は1953年10月、経営に行き詰まり出資金の支払いができなくなり、翌年1月、理事長・伊藤斗福が逮捕され、破産する。ピーク時の会員数は15万人、被害総額は約44憶円にのぼる。
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