百日紅の花
- 作品No
- ST-00099
- 放送年
- 1967年
- 放送系列/制作局
- 日本テレビ系/広島テレビ
- 脚本家
-
松山善三
- 単発/連続
- 単発
- 受賞歴
- 芸術祭奨励賞
- 作品紹介
- 第22回芸術祭奨励賞受賞作品。当時は「ローカル局ではドラマは作れない」といわれていたが、広島テレビがその常識に挑戦した。被爆の翌年に、広島在住の詩人栗原貞子が発表した詩「生ましめんかな」をモチーフに、原爆で夫と三人の子供を失った母親と、原爆の日に生まれた娘との困難に満ちた生活を描く。
広島で暮らす八重とその娘紅子。紅子には恋人がいてプロポーズされるが、被爆女性が流産したことを知り、結婚しても子供が生めないのではないかと悩み始める。紅子は原爆の落ちた日の夜に生まれた娘だった。彼女は苦悩の末に家出するが、母から生きることの尊さを教えられて恋人のもとへ飛び込んで行く……。
主演には地元出身の大女優杉村春子をキャスティングし出演交渉を始めたが、ドラマを初めて制作するローカル局に不安を抱いたようで、なかなか良い返事がもらえなかった。そこで、先に制作したドキュメンタリー「人間そのたくましきもの」を見てもらったところたちまちOKが出たという。
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