碑(いしぶみ)
- 作品No
- ST-00115
- 放送年
- 1969年
- 放送系列/制作局
- 日本テレビ系/広島テレビ
- 脚本家
-
松山善三
- 単発/連続
- 単発
- 受賞歴
- 芸術祭奨励賞
- 作品紹介
- 第24回芸術祭優秀賞受賞作品。広島テレビ制作。1945年(昭和20年)8月6日、勤労動員中に原爆で全員が亡くなった旧制広島県立広島第二中学校1年生322名の記録をドキュメンタリー・ドラマ化。8月6日、広島二中の1、2年生は、広島市の中心部、中島新町の本川土手で、空襲による火災の被害を最小限に抑えるために、建物を壊す建物疎開と呼ばれる作業に動員されていた。やがて、生徒と教師たちの頭上で原子爆弾が炸裂する……。
番組は、生徒たちの母親とほぼ同世代の女優・杉村春子が、生徒たちの遺影が掲げられたスタジオで、遺族の手紙を淡々と読み進む形で進められた。そこには生徒たちが死の間ぎわに残していった言葉や行動がリアルに綴られていた。杉村の語りの間には、原爆のせん光、煙などの演出が行われ、最後は生徒らの遺影が崩れ落ちるというショッキングな仕掛けが話題になった。2015年には『戦後70年特別番組 いしぶみ〜忘れない。あなたたちのことを〜』としてこのドラマのリメイク版が放送されている。脚本・演出は映画監督の是枝裕和が務めた。
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