東芝日曜劇場「祇園花見小路」
- 作品No
- ST-00144
- 放送年
- 1973年
- 放送系列/制作局
- TBS系/中部日本放送
- 脚本家
-
倉本聰
- 単発/連続
- 単発
- 受賞歴
- 日本民間放送連盟賞最優秀
- 作品紹介
- 祇園を舞台に廓の人間模様をきめ細やかに描いた、日本民間放送連盟最優秀賞受賞作。
慶応4(1868)年。京都・祇園は勤王派の天下だ。お茶屋「竹の家」は、息子が磔となる目明しだったというだけで村八分に遭い、「竹の家」夫婦は自害してしまう。それを発見したのは、女中からお茶屋「清水政」の後妻となったものの影の薄いお夕だった。
お夕は恐怖のあまり竹の家から家に駆け戻るが、数刻後再び現場に忍んで入る。子が犯した罪は親の責任なのか。日頃から竹の家に対する世間の仕打ちを理不尽だと思っていたお夕は、おかみの乱れた髪を直し、死化粧をほどこしてやる。
そのころ家には、反抗して無頼の徒となった先妻の息子・栄次が、勤王侍との大喧嘩の末に帰ってきた。栄次は自分を殺して暮らすお夕を嫌悪していた。やがてお夕は、自分の櫛を竹の家に忘れてきたことに気づくが……。
倉本聰脚本は日本社会の古く陰湿な側面を描き、内容としては「おりょう」の続編に相当するものとなっている。
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