ドラマ人間模様「夕暮れて」
									
								
					
						- 作品No
 - ST-00282
 
													- 放送年
 - 1983年
 
												
													- 放送系列/制作局
 - NHK
 
																			- 脚本家
 
							- 
																	
									山田太一
															
 
																															- 単発/連続
 - 連続
 
																									- 受賞歴
 - ギャラクシー選奨(岸恵子)、ギャラクシー月間賞
 
																			- 作品紹介
 -  証券会社総務部次長の瀬島慶治と妻の喬子は東京近郊の一戸建てで、予備校生の息子・恒夫、舅の喜一らとそれなりの暮らしをしていた。しかしある日突然、世帯主の慶治が都内のアパートから会社に通うと言い出す。報復4時間の通勤時間が「疲れる」と言うが、本当のところは長年の日常生活への倦みがそう言わせている。一方、妻の喬子は家事に追われるだけの日々を「つまんない」とこぼし、中学の同窓会で再会した同級生の誘惑に心を動かされる。
 こうして、人生の夕暮れにさしかかった中年の夫婦の心の飢えが語られていくのだが、それは直接的にではなく家族の微細でリアルな日常会話を通して伝えられる。息子の玄関の閉め忘れや舅の出不精などから、家では何もしない夫への不満などが、家事に追われる彼女自身と家でぐらいほっと独りになりたい夫、それぞれに今の生き方への疑いを生じさせる。また夫のそれについても、妻がつき合い始めた中学時代の同級生に「これで自分の人生は終わってしまうのか」と言わせてシンクロさせる。「夕暮れて」では、こういったリアルな日常描写や間接話法が説得力のあるメッセージとなっている。
 夫の独り暮らしへの欲求、妻の「つまんない」に始まる恋への願望。ドラマはそういった中年夫婦の心の飢えの行方を語るのだが、その説得力は夫婦の日常描写の微細なリアリティにある。とりわけ、妻がつい口にしてしまう夫や舅、息子への小言、
近所の主婦との長話「お母さんなんか、なんにも楽しみないじゃない」
 
																			- タグ
 
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