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三好十郎(みよし じゅうろう)
- プロフィール
- 三好十郎 1902年、佐賀県佐賀市出身。劇作家、詩人、小説家であり脚本家。孤児として育ち、4歳で三好家の養子となるも、12歳で両親と祖母を失った。早稲田大学在学中の1924年に詩を発表、戯曲としては1928年の『首を切るのは誰だ』がデビュー作となる。プロレタリア劇作家として出発したが転向、東宝の前身であるPCLに脚本家として4年間在籍した。1951年、戯曲座の指導者となり、『斬られの仙太』『浮標』『炎の人』など、庶民の生活を描いた戯曲を執筆した。1958年12月、56歳で肺結核によって死去。テレビ放送開始からわずか5年という短い期間だったので、テレビドラマの脚本執筆は限られている。『健の犯罪』(1954年・NHK)、『水仙と木魚』(1957年・NHK)、『獣の行方』(1957年・NHK)。1959年2月、NHKが追悼番組として、ラジオドラマの名作と言われた1951年の脚本『鈴が通る』をテレビドラマ化して放送した。
- 代表作
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獣の行方