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富田浩太郎(とみたこうたろう)

プロフィール
富田浩太郎 1925年、熊本県出身。本名および別名義:冨田浩太郎。昭和期、映画・テレビ・演劇に脇役として大活躍した俳優。高校教師を経て劇団民藝に入団した。後進の育成にも尽力して、民藝の演劇研究所や日本大学芸術学部の講師も務め、自らも冨田演技塾を主宰し指導にあたった。映画出演も各社にわたり、テレビドラマ出演もNHKの大河ドラマ、連続テレビ小説、『水戸黄門』『太陽にほえろ!』など東西全キイ局の名立たる番組に出演している。脚本としては、1963年8月に放送されたシャープ月曜劇場『うぶ声』(九州朝日放送)の一作品が残っている。この作品は九州朝日放送開局10周年記念・脚本募集の入選作がドラマ化されたもので、芸術祭奨励賞を受賞した。被爆者問題をとらえた内容で、富田夫人が被爆者であることからも、富田浩太郎が思いを込めて執筆したことがうかがわれる。また俳優としても出演した。2004年、肺炎のため死去。79歳だった。
代表作
うぶ声

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