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安岡章太郎(やすおかしょうたろう)

プロフィール
1920年、高知県生まれ。慶應義塾大学に入学。在学中に陸軍に学徒動員で召集され旧満州へ。部隊はフィリピン・レイテ島で全滅するが、安岡は肺結核を患い内地送還される。戦後は、脊椎カリエスを患いながら小説を書き始め、1953年「陰気な愉しみ」「悪い仲間」で芥川賞を受賞。1960年に「海辺の光景」で芸術選奨・野間文芸賞を受賞し、その後ロックフェラー財団に招かれて米国留学する。米国留学後は小説に加えエッセイでも活躍。個人や市民の内面を掘り下げた作品で、遠藤周作、吉行淳之介らとともに「第三の新人」と呼ばれ、数多くの作品を発表する。「流離譚」で日本文学大賞、「伯父の墓地」で川端康成賞、「果てもない道中記」で読売文学賞随筆・紀行賞、「鏡川」で大佛次郎賞を受賞。また、初のテレビ書き下ろし脚本作品として放送された「わかれ」は、芸術祭奨励賞を受賞した。日本芸術院会員。文化功労者。2013年1月、92歳で没。
代表作
わかれ

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