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判決

作品No
ST-00059
放送年
1962年
放送系列/制作局
NET(現テレビ朝日)
脚本家
本田英郎ほか
単発/連続
連続
受賞歴
「テレビドラマ」掲載 テレビドラマ史に稀有な憲法劇
作品紹介
法律事務所を舞台にした社会派ドラマの代表的作品。実力派俳優が演じる個性的な弁護士が、様々な事件をめぐって活躍する。扱われる事件は、毎回バラエティーに富んでおり、しかも社会的に深刻な問題が多い。例えば、第16回「1314TH」では、結核の新薬を手に入れるために守銭奴といわれながらも、必死で金を稼ぐ一人の女の悲惨な闘病生活を描き、第20回「発芽」では、選挙違反の被告を弁護するために政界の黒い事情を取ることになる弁護士を描く。第54回「この小さな願い」では、あるアパート放火未遂事件を通して、深刻化する住宅問題と賃貸契約の実情にメスをあてる。特に最終回(第200回)「憲法第二十五条」は、北海道の零細農民の裁判を通して、憲法で保障された基本的人権とその現実について考えるもので、大きな反響を呼び、番組継続を要望する声が高まった。「ドラマ『判決』の放送継続を望む会」も設立され、手塚治虫、白土三平、広津和郎、山本薩夫、棟方志功、小沢昭一、杉村春子、森光子など著名人も賛同した。
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