デジタル脚本アーカイブズ詳細ページ

金曜ドラマ「ふぞろいの林檎たち」

作品No
ST-00279
放送年
1983年
放送系列/制作局
TBS
脚本家
山田太一
単発/連続
連続 全10回
受賞歴
ギャラクシー奨励賞
作品紹介
 「失礼だけど、学校どこ?」。三、四流と見做される工業大学に通う仲手川良雄は、東大生や慶大性が催すパーティーに紛れ込んでそう質される。「ふぞろいの林檎たち」はいきなりそんなシーンで始まるが、それはこのドラマのモチーフそのものである。 仲手川と同級生 の岩田健一、西寺実らは、学歴コンプレックスが強く女性との出会いも少ない。そこで、ワンダーフォーゲル愛好会を立ち上げ、すごく太った一流女子大・谷本綾子や 、初めは学歴を偽っていた看護専門学校生の水野陽子、宮本晴江らと知り合う。また、仲手川は一流国立大出身の風俗嬢・伊吹夏恵とその恋人で東大卒の本田修一とも関わるようになる。  こうしてドラマは、彼らの恋や就職活動、将来への夢などを語っていくのだが、ここで特筆すべきはその学歴コンプレックスや恋に家族が深く関わっていることである。それが家族や友情、愛、思いやりという、人として学歴以上に尊いものを示唆している。  「ふぞろいの林檎たち」はこの後、パートⅣ(1997年)まで、社会人になっても続く学歴差別を語り続けている。   
タグ

検索結果一覧に戻る

ページ /