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茂木草介(もぎそうすけ)

プロフィール
1910年、大阪・船場生まれ。同志社大学中退。幼少期に大阪の町人文化の中心地・船場の空気の中で育ったことで、のちの執筆活動に大いに役立ったという。会社員時代から小説を書き始め、1942年に「サンデー毎日」の大衆文芸賞を受賞し作家生活に入る。当初は戯曲やラジオドラマの脚本を書いていたが、テレビ放送が始まって、テレビドラマの脚本を手がけるようになる。NHK大河ドラマ「太閤記」や「樅の木は残った」の脚本をはじめ、テレビ創成期の草分け的な脚本家として活躍。生涯、関西在住で執筆を続け、下層の庶民を描くことを得意とした。「執行前三十分」で第1回モンテカルロ・テレビ祭演出・脚本部門最優秀賞、「釜ヶ崎」で芸術祭大賞文部大臣賞、「道-ある技術者の半生」で芸術祭奨励賞、「時のなかの風景」で芸術祭優秀賞を受賞。半自伝的なドラマ「けったいな人びと」を「大槌家の人びと」として自ら小説化した。1980年死去。
代表作
白い墓標の影に


釜ヶ崎
道ーある技術者の半生
大河ドラマ「太閤記」
時のなかの風景
国境のない伝記~クーデンホーフ家の人びと~

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