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並河亮(なみかわりょう)
- プロフィール
- 並河亮 1905年、島根県生まれ。放送作家であり文学博士。華厳経はライフワーク。翻訳家、英文学者、評論家でもある。評論家としての守備範囲は放送・美術・ジャズと極めて広く、関連の著書が数多くある。「シルクロード」など遺跡写真家として有名な並河萬里の父であり、「地中海歴史の旅」(1967年・集英社)は父子の共著である。放送作家として、『人形師忠吉』(1954年・日本テレビ)、『女人連禱』(1958年・中部日本放送)など多数の放送台本を執筆した。東京帝国大学卒業後、NHK国際部に勤務。その後毎日放送に移って勤務した経歴がある。文化学院教授、日本大学教授などを歴任し、文化庁芸術祭審査員を務めたこともある。戦後、アプトン・シンクレアの大作「ラニー・バット」を翻訳したことで知られ、ドス・パソスの三部作「U.S.A」を完訳するなど現代アメリカ文学の翻訳を手掛け、インド美術の紹介にも努めた。1984年5月、78歳で没。
- 代表作
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人形師 忠吉
刑場