木下恵介・人間の歌シリーズ
「それぞれの秋」
								
					
						- 作品No
 - ST-00150
 
													- 放送年
 - 1973年
 
												
													- 放送系列/制作局
 - TBS
 
																			- 脚本家
 
							- 
																	
									山田太一
															
 
																															- 単発/連続
 - 連続
全15回
 
																									- 受賞歴
 - ギャラクシー賞
 
																			- 作品紹介
 -  中流サラリーマン家庭の気の弱い大学生が、高校生の妹の不良グループとのつき合い、営業マンの兄の女性関係や営業成績、脳腫瘍で倒れた中間管理職の父の妻への憎しみ、専業主婦の母の孤独など、家族それぞれの秘密を次々に知りその家族模様への心象を語っていく。そして家族の壮絶な修羅を見せながら、次男の大学生の「妹も、そして兄貴も・・・物悲しいくらい一生懸命生きているいるなあ」という語りで、家族それぞれの実像を通しての再生をさり気なくほのめかせる。
  作者の山田太一はこの「それぞれの秋」のリアルな家族像を、「岸辺のアルバム」(1977年)、「沿線地図」(79年)「早春スケッチブック」(83年)などへと語り続けていくが、そこに一貫する主題はこのドラマのタイトルにある“それぞれ“である。そして、その家族なかの個の露出というそれはやがて、個の自律として野沢尚らの平成ホームドラマに受け継がれていく。語りによる運びは、山田太一がサリンジャーの小説にヒントを得たもので、後に倉本聰が「前略おふくろ様」(1975~76年)や「北の国から」(81~82年)などで多用するようになる。
 
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