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なつかしき海の歌
- 作品No
- ST-00176
- 放送年
- 1975年
- 放送系列/制作局
- TBS
- 脚本家
- 山田太一
- 単発/連続
- 単発
- 受賞歴
- 「テレビドラマ代表作」
- 作品紹介
- ラジオ局を舞台とする「真夜中のあいさつ」(1974年)に続く、山田太一のメディア批評ドラマ。 東洋テレビのディレクター・長田の思い入れの強い90分ドラマ「なつかしき海の歌」(沖縄を舞台とする明治時代の物語)が、とある国の大統領が飛行機事故で亡くなったことで、報道特番に差し替えらることになる。スタッフはもちろんのこと、ようやく役を得た新人女優・佐伯久恵などは気の毒なほどに落ち込む。それを見かねて、ADの下沢が特番テープを盗み出したりして大騒ぎとなり・・・ テレビ番組の一回性を視野に入れて、ドラマと報道番組の編成上の確執を、ドラマへの愛へと静かに着地させる。そういったテレビ局の物語が、編成、制作スタッフや出演者の微細な描き込みによって、人間ドラマへとリアルに昇華されている。
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