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金曜ドラマ「沿線地図」

作品No
ST-00230
放送年
1979年
放送系列/制作局
TBS
脚本家
山田太一
単発/連続
連続 全十五回
受賞歴
ギャラクシー月間賞
作品紹介
 東急田園都市線沿線に住むエリート銀行員の四人家族と電気店の三人家族。ある日、その銀行員の一人息子と電気店の一人娘が姿を消す。二人はまだ高校生で優秀だったが、共にあらかじめ定められた人生、一流大学を出て大企業に入るとか、適齢期がくれば結婚するとかといった将来を疑い始めていた。そのレールからはずれるために家出をし同棲までした息子や娘に「自分の生き方にすごく満足ですか?幸福ですか?」などと問われたりして、父親たちの仕事への埋没とそれを受け入れてきた母親たちの寂寥など、親たちそれぞれの生き方も揺さぶられていく。さらに、未成年カップルの妊娠、銀行員の老父の自殺がそれに追い打ちをかけて、両家の子供と夫婦それぞれにこれからの生き方と家族の在り様を反芻させる。2年前の「岸辺のアルバム」(1977年)では、家族崩壊後の家族については「みなさんのご想像に」としたが、ここでもその家族がどうなったか?は視聴者の判断に委ねている。
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