隣りの女ー現代西鶴物語ー
- 作品No
- ST-00249
- 放送年
- 1981年
- 放送系列/制作局
- TBS
- 脚本家
-
向田邦子
- 単発/連続
- 単発
- 出演者
- 時沢サチコ…桃井かおり、集太郎…林隆三、三宅信明…火野正平、麻田数男…根津甚八、田坂峰子…浅丘ルリ子、持田卓雄…近藤準、文子…菅井きん、土佐森よね…宝生あやこ、浩二…藤原釜足、益本雄一…池田鴻、英子…山本道子、新婚さん(男)…鶴田敬二、新婚さん(女)…松村和美、他
- 受賞歴
- 「テレビドラマ代表作」/芸術祭優秀賞
- 作品紹介
- 井原西鶴の世界に登場する、「ほんの偶然から非日常の世界に飛び込む女たち」を向田邦子脚本が現代によみがえらせ芸術祭優秀賞を受賞。
都会の片隅の2DK安アパートに住む隣り合わせの女二人。28歳の平凡な主婦サチ子と10歳上のバーのママ峰子。サチ子は生活に困ってはいないが、昼間ミシン掛けの内職をしている。そのときに隣室からは峰子が引っ張り込んだ男との情事の声が。興味と嫌悪感の入り交じった思いで盗み聞きをするサチ子。今日の相手はこれまでの男と違っているようだ。サチ子はその男の声に恋をしてしまった。同時に、隣りの女から自分の性の貧しさを思い知らされた気がした。サチ子は偶然、その男・麻田と一夜の関係を持ってしまう。恋に落ちたサチ子は、絵の勉強でニューヨークに行った麻田の後を追う……。
平凡な人妻が奔放な性の世界に踏み込んだ時どうなるか。向田脚本は人妻の性への冒険と心理に迫る。「劇的に生きた女たち、つまり西鶴の『好色五人女』の隣りには、劇的に生きたいと願いながら、平凡に生きた女たちがいたに違いない」というのが着想だという。
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