Interviewインタビュー
脚本家 池端俊策インタビュー前編
実はデビュー作はアニメ! 大河ドラマ「麒麟がくる」の脚本家・池端俊策氏が語るが脚本家になるまでと転機となった作品が語られます。聞き手は脚本家の井出真理氏。
■池端俊策
1946年、広島県生まれ。明治大学政経学部卒。大学在学中からシナリオ講座に通い、卒業後は竜の子プロダクションに半年間勤務。その後、今村昌平監督の脚本助手となり、「復讐するは我にあり」「楢山節考」の第一稿を手がけた。1981年の「かげろうの死」がテレビドラマ脚本としての出世作。この作品で出会った演出家・鶴橋康夫、浅丘ルリ子と組み、6本のドラマを生み出した。また、今村映画以来の仲である緒形拳主演で「羽田浦地図」「百年の男」「帽子」、ビートたけし主演で「昭和四十六年 大久保清の犯罪」「イエスの方舟」「あの戦争は何だったのか 日米開戦と東条英機」を執筆し、「忠臣蔵」で緒形拳とビートたけしがW主演。1999年、映画「あつもの」で初監督、緒形拳が主演した。「私を深く埋めて」「羽田浦地図」「危険な年ごろ」で向田邦子賞と芸術選奨新人賞、「あつもの」で仏のベノデ国際映画祭グランプリ。2009年には紫綬褒章を受章。
■井出真理
東京出身。第26回創作ラジオドラマ懸賞公募の佳作受賞後、脚本家としてデビュー。代表作に、ラジオドラマでFMシアター『バスでゆく人』 特集オーディオドラマ『仙市と小夜』 など多数。テレビドラマでドラマ10『全力離婚相』。映画『千年の愉楽』(若松孝二監督作品) 他にリーディングドラマ『あながいたから 〜わたしの越路吹雪〜』など。