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楠田芳子(くすだよしこ)
- プロフィール
- 1924年、静岡県生まれ。市立浜松高等女学校(現浜松市立高校)を卒業後、東京の実践女子専門学校に入学、兄・木下恵介(映画監督)の蒲田の家に同居する。そこで知り合った楠田浩之(映画カメラマン)と結婚後に描いたシナリオが、恵介に認められたのをきっかけに脚本家となる。当初は映画作品を中心に執筆。「この広い空のどこかに」(1954年)、「夕やけ雲」(1956年)、「涙」(1956年)、「塩狩峠」(1973年)などの映画脚本で知られ、その後テレビドラマも手がける。1965年から木下恵介プロダクションに参加し、1970年にフリーとなる。1993年には「第17回シナリオ功労賞」を受賞した。主なテレビドラマの脚本としては、「喜びも悲しみも幾歳月」(1965年・TBS)、「氷点」(1966年・NET)、「三人の母」(1968~69年・TBS)、「豆腐屋の四季」(1969~70年・朝日放送)、「北の家族」(1973~74年・NHK)、家族あわせ(1974~75年・TBS)がある。2013年12月、89歳で没。
- 代表作
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氷点