Interviewインタビュー

冨川元文(聞き手:さらだ たまこ)

冨川元文先生インタビュー 前編

■冨川元文

1949年2月11日生まれ。 愛知知県一宮市出身。一宮高校 多摩美術大学彫刻科卒業。
小学校教師時、NHK創作テレビドラマ脚本懸賞公募に入選。その後教員をしながら執筆、1982年に大河ドラマ『峠の群像』の脚本に抜擢され、教員を退職し32歳のときフリーの脚本家となる。テレビ・映画のほか・小説・戯曲を執筆。日本大学芸術学部、講師。東京作家大学にて講師。私塾。脚本研究会主催。2001年、文化庁新進芸術家在外研修員としてトルコに留学。

【主な作品】
〇映画
『うなぎ』 (今村昌平監督、1997)
『赤い橋の下のぬるい水』(今村昌平監督、2001)
『安魂(あんこん)』日中合作作品(2022)
『晴れの日』(2023)
〇テレビドラマ
大河ドラマ『峠の群像』(NHK、1982)
朝の連続テレビ小説『心はいつもラムネ色』(NHK、1984)
『二本の桜』(NHK、1990)
『新十津川物語』(NHK、1991-1992)
『春子の人形』(NHK、2018)
〇舞台
『赤いハートと蒼い月』(2004)
【受賞歴】
芸術祭優秀賞受賞(1979) 『親切』
第10回向田邦子賞受賞(1991)『二本の桜』『結婚しない女たちのために』
芸術選奨新人賞放送部門受賞(1994)
第50回カンヌ国際映画祭・パルムドール受賞(1997)『うなぎ』

■さらだ たまこ

放送作家、劇作家、エッセイスト、ラジオパーソナリティー、
1959年7月17日生まれ、東京出身 
最終学歴 慶応義塾大学経済学部卒
○日本放送作家協会 前理事長
  1994年6月より理事選出、2008年6月より常務理事、2012年6月に理事長に就任。
  2022年6月、10年間の任期を以て、理事長を退任。現在は監事。
○日本ペンクラブ会員
○日本脚本家連盟 連盟員
○放送批評懇談会 会員 (2008年より4年間ギャラクシー賞選奨委員《ラジオ部門》を勤める)
○市川森一・藤本義一記念 東京作家大学の学長を2015年5月~2023年4月の8年間勤める。

大学在学中に、NHK第一放送でラジオパーソナリティーデビュー、
また、ニッポン放送ではドラマ脚本が採用され放送作家デビューを果たす。
卒業後は、『料理バンザイ!』『おしゃれ』『ジェットストリーム』『朝の歳時記』など、放送作家としてテレビ・ラジオの番組企画・構成、及び劇作、ステージ構成なども幅広く手掛け、時に自らも出演している。『カフェ・ラ・テ』などラジオパーソナリティーや、シンポジウムのモデレーターとして活動するかたわら、フランスの田舎町と行き来して習得した食とワインの情報を生かし、食文化をテーマとした書籍や、女性のライフスタイル、生き方、恋愛論に焦点をむけたエッセイを多数著す。

近年は放送部活愛が強く、毎年NHK杯全国高校放送コンテストの決勝審査員をつとめている。
『部活でスキルアップ!放送 活躍のポイント50 コツがわかる本』(メイツ出版)や
『校内放送がもっと楽しくなる! 校内放送、ネタまつり!』(教育画劇)などの著書(監修)がある。

その他、主な著書に『パラサイト・シングル』(WAVE出版)、『父と娘のパラサイト・シングル』(三浦朱門氏との共著:KKベスト新書)、『ブルゴーニュの小さな町で』(大和書房)、『とびきり愉快なワインの話』(学陽書房)、『車いす生活に夢を与える仕事人』(教育評論社)、『不倫の作法』(牧野出版)、『親も自分もすり減らないシングル介護術』(WAVE出版)など。劇作家としても、宝田座ミュージカル『宝田明物語』 ソロミュージカル『ロートレック』(沢木順版、山本芳樹版)、西友こどもミュージカル『はだかの王様』、水澤心吾朗読劇『ゆめの木―僕の母は韓国孤児のオモニになった』、石井ふく子監修『恋におちて』(三越劇場)他、多くの作品を手掛けている。

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